グローバル企業上位500社を対象に調査
アジア太平洋地域のCEOは、他の地域に比べて短命
社内出身のCEOは、社外から招聘されたCEOより長命
2007年6月4日
パブリック・リレーションズ・コンサルティング会社のウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイド * ( 本社:米国ニューヨーク ) は、世界の有力企業の CEO (Chief Executive Officer: 最高経営責任者)のうち、アジア太平洋地域の CEO は、北米や欧州の CEO と比較して在職期間が短いとの調査結果を発表しました。ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドが実施した「 Global 500 CEO Departures TM (グローバル 500 CEO デパーチャーズ)」 注 1 調査によると、 2006 年のアジア太平洋地域の CEO の平均在職期間は 4 年 3 カ月で、北米の 8 年 6 カ月のおよそ半分、また、ヨーロッパの 6 年 10 カ月を大きく下回る結果となりました。この調査結果は、全世界の売上額上位 500 社の CEO を対象に行いました。
アジア太平洋地域における CEO の在職期間が他地域に比べて短い理由の一つとして、アジア太平洋地域の CEO は、 CEO 個人の意志に反して退任させられる傾向があるとウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドのアジアパシフィック地域プレジデントのアンドリュー・パイリーは述べています。アジア太平洋地域では、 2006 年に退任した CEO のうち 40 %が解雇されており、これはどの地域よりも高い数値です。
「アジア太平洋地域はとてもダイナミックで変化に富む市場であり、多くの企業が成功を求めて常に予断を許さない状況であることは周知の事実です。そのような環境の中、結果を残すだけでなく、経営のスピードも株主や取締役会から厳しく問われており、経営陣に対する圧力は計り知れないものです。また、アジア太平洋地域の CEO の在職期間が短い要因の一つとして、優秀な経営者はさらなるキャリアアップを求めて企業を替えるため、才能ある人材の確保が厳しい状況です」とパイリーは述べています。
2006 年のアジア太平洋地域の CEO の平均在職期間は、 2005 年の 5 年 2 カ月から短縮した一方で、北米での平均在職期間は延び、ヨーロッパではあまり変化が見られませんでした。全世界の上位 500 人の CEO の平均在職期間は変動なく 6 年 5 カ月でした。
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドのチーフ・レピュテーション・ストラテジストのレスリー・ゲインズ = ロスは、「 CEO の在職期間は多くの場合、成功度合いに大きく左右されます。世界の大企業において、 6 年半という平均在職期間は安定性と強さのよい証拠です」と述べています。

社内CEO 対 社外CEO
2005 年、 2006 年とも、社内出身 CEO の在職期間が社外からの CEO の在職期間を上回りました。 2006 年の上位 500 社の社内からと社外からの CEO の平均在職期間は、前者が 6 年 10 カ月、後者が 5 年 5 カ月でした。これは 17 カ月間というかなり大きな差となっています。大変興味深いことに、上位 500 社の社内からと社外からの CEO の平均在職期間は、 2005 年と 2006 年の間では変化が見られませんでした。
「ブーズ・アラン・ハミルトンの調査結果も示すように、社内出身の CEO は一般的に社外からの CEO より長く在職します」と、ゲインズ = ロスは説明します。「社内からの CEO は会社に慣れ親しんでいることから、会社への忠誠心が相対的に強く、通常長期にわたり在職します。また長年にわたり他の社員との良好な関係を築いてきたという、外部出身の CEO にはない利点があります。」
「アジア太平洋地域のみならず全世界において、 CEO の離任はステークホルダーに影響を及ぼします。アジア太平洋地域の企業は、急速に成長する市場と相並んで、組織内に安定感を保つ適切なバランスが必要です。私たちが継続的に行っている経営幹部のレピュテーションに関する調査は、世界規模のトレンドがビジネスに与える影響を浮き彫りにし、関連するコミュニケーション戦略の立案に役立ちます」とパイリーは述べています。

*:- 社内出身のCEOは、3年以上勤務した後にCEOに就任。
**:- 社外出身のCEOは、CEO就任以前にその会社で勤めたことはないか、または3年以内にCEOに就任。
注 1 Global 500 CEO DeparturesTM(グローバル500CEOデパーチャーズTM)方法論
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドのグローバル500 CEOデパーチャーズ分析は、雑誌FORTUNE誌の売り上げ上位500社のランキング(2005年7月25日と2006年7月24日)に入る世界の大企業を基に行われました。ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドでは、世界を北米(アメリカとカナダ)、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、ラテンアメリカ(メキシコを含む)、の4つの地域に分割しました。
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドでは、Factiva, LexisNexis, The Corporate Library’s Board Analyst などのサーチエンジンや企業のホームページを参考に、CEOの離着任を追跡しました。CEOの離任が判明すると、ウェーバー・シャンドウィックはその企業の公式プレスリリースで確認しました。
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドでは、CEOの交替に関して、新しいCEOの名前、社内出身か社外出身か、公表日と就任日などの情報を入手しました。また、離職したCEOの名前、社内/社外の採用であったか、就任日、離任する企業に引き続き在籍するのか、その他関連情報も入手しました。
CEOの在職期間は、離任するCEOの就任日から離職日までの期間を計算しました。また、その平均期間は月単位で求めました。
分析上の定義:
・ 社内出身のCEOは、任命前に3年以上その企業に在籍していた場合とする。
・ 社外出身のCEOは、任命以前その会社での勤務経験がないか、または3年以内にCEOに任命された場合とする。
・ CEOとは、その企業の最高経営責任者とする。日本などいくつかの国では代表取締役社長とした。
* ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドについて
ウェーバー・シャンドウィックは一般企業や政府関係機関などに、メディアリレーションズを含む包括的なPRコンサルティングサービスを提供する世界最大の会社です。当社はマーケティングPR、パブリック・アフェアーズ、コーポレート・コミュニケーション・コンサルティングにおけるリーディングカンパニーであり、意見広告やマーケットリサーチ、ビジュアルコミュニケーションに関するコンサルティングサービスも提供しています。詳細は www.webershandwick.com (日本法人:japan.webershandwick.com)をご参照下さい。 ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドは世界最大の広告、マーケティングサービスを提供する IPG グループ (NYSE 上場 ) に属しています。
レピュテーションRx(reputationRx)について
www.webershandwick.com/reputationRx
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドの新しい reputationRx は、リーダーシップに関する調査報告、また、 CEO と企業のよりよいレピュテーションの構築と防衛手段についての成功事例とその分析を提供しています。レピュテーションの維持、管理、回復、 CEO の人事異動、企業の責任、 CEO からのコミュニケーション、企業レピュテーションについての戦略などのトピックを取り上げます。ビジネスシーンやレピュテーションに影響のある新しいニュースやトレンドは、継続的にアップデートされます。
アジア太平洋地域における CEO の在職期間が他地域に比べて短い理由の一つとして、アジア太平洋地域の CEO は、 CEO 個人の意志に反して退任させられる傾向があるとウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドのアジアパシフィック地域プレジデントのアンドリュー・パイリーは述べています。アジア太平洋地域では、 2006 年に退任した CEO のうち 40 %が解雇されており、これはどの地域よりも高い数値です。
「アジア太平洋地域はとてもダイナミックで変化に富む市場であり、多くの企業が成功を求めて常に予断を許さない状況であることは周知の事実です。そのような環境の中、結果を残すだけでなく、経営のスピードも株主や取締役会から厳しく問われており、経営陣に対する圧力は計り知れないものです。また、アジア太平洋地域の CEO の在職期間が短い要因の一つとして、優秀な経営者はさらなるキャリアアップを求めて企業を替えるため、才能ある人材の確保が厳しい状況です」とパイリーは述べています。
2006 年のアジア太平洋地域の CEO の平均在職期間は、 2005 年の 5 年 2 カ月から短縮した一方で、北米での平均在職期間は延び、ヨーロッパではあまり変化が見られませんでした。全世界の上位 500 人の CEO の平均在職期間は変動なく 6 年 5 カ月でした。
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドのチーフ・レピュテーション・ストラテジストのレスリー・ゲインズ = ロスは、「 CEO の在職期間は多くの場合、成功度合いに大きく左右されます。世界の大企業において、 6 年半という平均在職期間は安定性と強さのよい証拠です」と述べています。

社内CEO 対 社外CEO
2005 年、 2006 年とも、社内出身 CEO の在職期間が社外からの CEO の在職期間を上回りました。 2006 年の上位 500 社の社内からと社外からの CEO の平均在職期間は、前者が 6 年 10 カ月、後者が 5 年 5 カ月でした。これは 17 カ月間というかなり大きな差となっています。大変興味深いことに、上位 500 社の社内からと社外からの CEO の平均在職期間は、 2005 年と 2006 年の間では変化が見られませんでした。
「ブーズ・アラン・ハミルトンの調査結果も示すように、社内出身の CEO は一般的に社外からの CEO より長く在職します」と、ゲインズ = ロスは説明します。「社内からの CEO は会社に慣れ親しんでいることから、会社への忠誠心が相対的に強く、通常長期にわたり在職します。また長年にわたり他の社員との良好な関係を築いてきたという、外部出身の CEO にはない利点があります。」
「アジア太平洋地域のみならず全世界において、 CEO の離任はステークホルダーに影響を及ぼします。アジア太平洋地域の企業は、急速に成長する市場と相並んで、組織内に安定感を保つ適切なバランスが必要です。私たちが継続的に行っている経営幹部のレピュテーションに関する調査は、世界規模のトレンドがビジネスに与える影響を浮き彫りにし、関連するコミュニケーション戦略の立案に役立ちます」とパイリーは述べています。

*:- 社内出身のCEOは、3年以上勤務した後にCEOに就任。
**:- 社外出身のCEOは、CEO就任以前にその会社で勤めたことはないか、または3年以内にCEOに就任。
注 1 Global 500 CEO DeparturesTM(グローバル500CEOデパーチャーズTM)方法論
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドのグローバル500 CEOデパーチャーズ分析は、雑誌FORTUNE誌の売り上げ上位500社のランキング(2005年7月25日と2006年7月24日)に入る世界の大企業を基に行われました。ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドでは、世界を北米(アメリカとカナダ)、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、ラテンアメリカ(メキシコを含む)、の4つの地域に分割しました。
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドでは、Factiva, LexisNexis, The Corporate Library’s Board Analyst などのサーチエンジンや企業のホームページを参考に、CEOの離着任を追跡しました。CEOの離任が判明すると、ウェーバー・シャンドウィックはその企業の公式プレスリリースで確認しました。
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドでは、CEOの交替に関して、新しいCEOの名前、社内出身か社外出身か、公表日と就任日などの情報を入手しました。また、離職したCEOの名前、社内/社外の採用であったか、就任日、離任する企業に引き続き在籍するのか、その他関連情報も入手しました。
CEOの在職期間は、離任するCEOの就任日から離職日までの期間を計算しました。また、その平均期間は月単位で求めました。
分析上の定義:
・ 社内出身のCEOは、任命前に3年以上その企業に在籍していた場合とする。
・ 社外出身のCEOは、任命以前その会社での勤務経験がないか、または3年以内にCEOに任命された場合とする。
・ CEOとは、その企業の最高経営責任者とする。日本などいくつかの国では代表取締役社長とした。
* ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドについて
ウェーバー・シャンドウィックは一般企業や政府関係機関などに、メディアリレーションズを含む包括的なPRコンサルティングサービスを提供する世界最大の会社です。当社はマーケティングPR、パブリック・アフェアーズ、コーポレート・コミュニケーション・コンサルティングにおけるリーディングカンパニーであり、意見広告やマーケットリサーチ、ビジュアルコミュニケーションに関するコンサルティングサービスも提供しています。詳細は www.webershandwick.com (日本法人:japan.webershandwick.com)をご参照下さい。 ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドは世界最大の広告、マーケティングサービスを提供する IPG グループ (NYSE 上場 ) に属しています。
レピュテーションRx(reputationRx)について
www.webershandwick.com/reputationRx
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドの新しい reputationRx は、リーダーシップに関する調査報告、また、 CEO と企業のよりよいレピュテーションの構築と防衛手段についての成功事例とその分析を提供しています。レピュテーションの維持、管理、回復、 CEO の人事異動、企業の責任、 CEO からのコミュニケーション、企業レピュテーションについての戦略などのトピックを取り上げます。ビジネスシーンやレピュテーションに影響のある新しいニュースやトレンドは、継続的にアップデートされます。