世界9カ国のインターネット調査結果
ネットユーザーの半数近くが自分の意見や評価を他者に発信する”アドボケーツ”
デジタル時代の広報は『アドボカシーPR』が重要
2007年6月28日
パブリック・リレーションズ・コンサルティング会社のウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイド*(本社:米国ニューヨーク)は、日本を含む世界9ヶ国の21歳以上の男女約600人のネット・ユーザーを対象に、他者に対して主体的に情報発信や意見表明をする行動について、インターネット調査『New Wave of AdvocacyTM』**を行いました。
調査結果よると、全回答者の45%と約半数が、製品やサービス、企業や社会の問題や課題についての自分の意見や考えを他者に発信しています。具体的には、「企業や製品・サービスの評価を他者に伝える」「他者に情報を送る」といった”クチコミ”行為や、「企業、関係機関、メディアに意見を述べる」、「ウェブやブログにコメントを投稿する」などが含まれます。
このような「主張」、「擁護」、「支援」活動を、英語で「アドボカシー(Advocacy)」と言います。本調査では、自らの体験や知見に基づいて、商品・サービス、企業や社会の問題や課題について意見を表明し、他者の意思決定に影響を与える行動を「アドボカシー」、このような積極的な情報発信を行う消費者を「アドボケーツ(Advocates) 」と定義し、分析を行いました。
また、アドボケーツの中に、広範囲に影響を及ぼす行動を取るより活動的なアドボケーツがいることも判明しました。これは、回答者全体の9%(アドボケーツの20%)にあたり、一般的なアドボケーツと区別して「インテンス・アドボケーツ」と分類しました。
企業の新なステークホルダー「インテンス・アドボケーツ」
一般的なアドボケーツの行動は、自分の意見や評価の表明を主目的としているのに対し、インテンス・アドボケーツは、「製品・サービスを支持する集会やイベントを実施する」、「製品・サービスの不支持や不買を促す集会やボイコット運動を実施する」、「陳情・嘆願を行う」、「支持・不支持を表明するために自らウェブやブログを立ち上げる」など、より広く賛同や共感を集め、他者が自分と同様に行動することを期待して行動します。
インテンス・アドボケーツの行動は、市場のトレンドや世論に影響を与える可能性が高く、企業や団体などにとっての熱烈な支持者にも、手ごわい批判者にもなりうることを認識し、重要なステークホルダーと位置づけて対応していく必要性を示唆しています。
アドボケーツに依然影響力を持つ従来メディア
アドボケーツに「企業や社会の問題・課題」と「製品・サービス」に関して意思決定する際に影響を受けるメディアについてたずねたところ、いずれのテーマも、ウェブを抑えてTV/ラジオ、新聞/雑誌が上位を占めました。特に、企業や社会の問題・課題に関しては、TV/ラジオが76%、新聞/雑誌が67%と、アドボケーツの約7割が従来のマスメディアの情報に影響を受けていることがわかりました。
但し、インテンス・アドボケーツは、一般的なアドボケーツに比べて、ウェブの影響をより大きく受けています。特に「製品・サービス」に関することでは、ウェブの影響が従来のメディアより大きく第1位でした。また、ブログや掲示板が第3位になるなど、一般的なアドボケーツとは異なる傾向があることがわかりました。
この結果は、今後企業は、アドボケーツのタイプと、テーマによって異なる特性があることを踏まえ、従来のメディアとウェブの両方を活用したコミュニケーション活動を展開することが重要であることを示唆しています。
企業のPRは、「アドボカシーPR」の時代へ
アドボケーツもインテンス・アドボケーツも一般の消費者です。消費者の企業や社会への影響力の増大は、インターネットの普及やデジタル機器の進化と密接に結びついていると言われています。あらゆる情報を、簡単にスピーディに、しかも広範囲にわたって受発信できるコミュニケーションツールは、消費者の情報発信と情報収集行動を一気に加速させました。個々の消費者が発する情報が、消費者の判断に大きな影響を持ち始め、製品やサービス、企業の評価、そして世論にも影響が及ぶという新しいメカニズムが確立しつつあると言われています。
今回の調査は、評論家やアナリストなど、従来の「オピニオンリーダー」や「インフルエンサー(社会的影響力を持つ人)」とは異なる、アドボケーツという消費者から生まれた新しい「インフルエンサー」が登場していることを裏付けるものです。
ウェーバー・シャンドウィック・ジャパン(東京都港区)社長の西谷武夫は、「コミュニケーションのデジタル化がさらに進化するにつれ、良い意味でも、悪い意味でも、強力な発信力を持った消費者=アドボケーツ対策が益々重要になる。今後企業は、従来のPR手法だけでなく、アドボケーツとのリレーションに配慮した「アドボカシーPR」に注目する必要がある。」と述べています
* ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドについて
ウェーバー・シャンドウィックは一般企業や政府関係機関などに、メディアリレーションズを含む包括的なPRコンサルティングサービスを提供する世界最大の会社です。当社はマーケティングPR、パブリック・アフェアーズ、コーポレート・コミュニケーション・コンサルティングにおけるリーディングカンパニーであり、意見広告やマーケットリサーチ、ビジュアルコミュニケーションに関するコンサルティングサービスも提供しています。詳細は www.webershandwick.com (日本法人:japan.webershandwick.com)をご参照下さい。 ウェーバー・シャンドウィックは、世界最大の広告とマーケティングサービスを提供するインターパブリックグループ(NYSE:IPG)に属しています。
**『New Wave of AdvocacyTM』について
583名の21歳以上のインターネット・ユーザを対象として、米国、イタリア、英国、オーストラリア、シンガポール、スペイン、中国、ドイツおよび日本の世界9カ国で同調査を実施しました。インタビューはオンラインにて米国調査専門会社KRC Research が2007年3月13日から26日までの期間に行ないました。同調査の許容誤差はプラスマイナス4.1%です。
調査結果よると、全回答者の45%と約半数が、製品やサービス、企業や社会の問題や課題についての自分の意見や考えを他者に発信しています。具体的には、「企業や製品・サービスの評価を他者に伝える」「他者に情報を送る」といった”クチコミ”行為や、「企業、関係機関、メディアに意見を述べる」、「ウェブやブログにコメントを投稿する」などが含まれます。
このような「主張」、「擁護」、「支援」活動を、英語で「アドボカシー(Advocacy)」と言います。本調査では、自らの体験や知見に基づいて、商品・サービス、企業や社会の問題や課題について意見を表明し、他者の意思決定に影響を与える行動を「アドボカシー」、このような積極的な情報発信を行う消費者を「アドボケーツ(Advocates) 」と定義し、分析を行いました。
また、アドボケーツの中に、広範囲に影響を及ぼす行動を取るより活動的なアドボケーツがいることも判明しました。これは、回答者全体の9%(アドボケーツの20%)にあたり、一般的なアドボケーツと区別して「インテンス・アドボケーツ」と分類しました。
企業の新なステークホルダー「インテンス・アドボケーツ」
一般的なアドボケーツの行動は、自分の意見や評価の表明を主目的としているのに対し、インテンス・アドボケーツは、「製品・サービスを支持する集会やイベントを実施する」、「製品・サービスの不支持や不買を促す集会やボイコット運動を実施する」、「陳情・嘆願を行う」、「支持・不支持を表明するために自らウェブやブログを立ち上げる」など、より広く賛同や共感を集め、他者が自分と同様に行動することを期待して行動します。
インテンス・アドボケーツの行動は、市場のトレンドや世論に影響を与える可能性が高く、企業や団体などにとっての熱烈な支持者にも、手ごわい批判者にもなりうることを認識し、重要なステークホルダーと位置づけて対応していく必要性を示唆しています。
アドボケーツに依然影響力を持つ従来メディア
アドボケーツに「企業や社会の問題・課題」と「製品・サービス」に関して意思決定する際に影響を受けるメディアについてたずねたところ、いずれのテーマも、ウェブを抑えてTV/ラジオ、新聞/雑誌が上位を占めました。特に、企業や社会の問題・課題に関しては、TV/ラジオが76%、新聞/雑誌が67%と、アドボケーツの約7割が従来のマスメディアの情報に影響を受けていることがわかりました。
但し、インテンス・アドボケーツは、一般的なアドボケーツに比べて、ウェブの影響をより大きく受けています。特に「製品・サービス」に関することでは、ウェブの影響が従来のメディアより大きく第1位でした。また、ブログや掲示板が第3位になるなど、一般的なアドボケーツとは異なる傾向があることがわかりました。
この結果は、今後企業は、アドボケーツのタイプと、テーマによって異なる特性があることを踏まえ、従来のメディアとウェブの両方を活用したコミュニケーション活動を展開することが重要であることを示唆しています。
企業のPRは、「アドボカシーPR」の時代へ
アドボケーツもインテンス・アドボケーツも一般の消費者です。消費者の企業や社会への影響力の増大は、インターネットの普及やデジタル機器の進化と密接に結びついていると言われています。あらゆる情報を、簡単にスピーディに、しかも広範囲にわたって受発信できるコミュニケーションツールは、消費者の情報発信と情報収集行動を一気に加速させました。個々の消費者が発する情報が、消費者の判断に大きな影響を持ち始め、製品やサービス、企業の評価、そして世論にも影響が及ぶという新しいメカニズムが確立しつつあると言われています。
今回の調査は、評論家やアナリストなど、従来の「オピニオンリーダー」や「インフルエンサー(社会的影響力を持つ人)」とは異なる、アドボケーツという消費者から生まれた新しい「インフルエンサー」が登場していることを裏付けるものです。
ウェーバー・シャンドウィック・ジャパン(東京都港区)社長の西谷武夫は、「コミュニケーションのデジタル化がさらに進化するにつれ、良い意味でも、悪い意味でも、強力な発信力を持った消費者=アドボケーツ対策が益々重要になる。今後企業は、従来のPR手法だけでなく、アドボケーツとのリレーションに配慮した「アドボカシーPR」に注目する必要がある。」と述べています
* ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイドについて
ウェーバー・シャンドウィックは一般企業や政府関係機関などに、メディアリレーションズを含む包括的なPRコンサルティングサービスを提供する世界最大の会社です。当社はマーケティングPR、パブリック・アフェアーズ、コーポレート・コミュニケーション・コンサルティングにおけるリーディングカンパニーであり、意見広告やマーケットリサーチ、ビジュアルコミュニケーションに関するコンサルティングサービスも提供しています。詳細は www.webershandwick.com (日本法人:japan.webershandwick.com)をご参照下さい。 ウェーバー・シャンドウィックは、世界最大の広告とマーケティングサービスを提供するインターパブリックグループ(NYSE:IPG)に属しています。
**『New Wave of AdvocacyTM』について
583名の21歳以上のインターネット・ユーザを対象として、米国、イタリア、英国、オーストラリア、シンガポール、スペイン、中国、ドイツおよび日本の世界9カ国で同調査を実施しました。インタビューはオンラインにて米国調査専門会社KRC Research が2007年3月13日から26日までの期間に行ないました。同調査の許容誤差はプラスマイナス4.1%です。